PDFBookとMendeleyを比較

MendeleyにPDFを預けっぱなしで大丈夫ですか?

PDFBookはWindows・macOS・Linux向けのプライバシー重視PDFリーダー兼ライブラリ管理ツールです。「論文を自分のパソコンに置いておきたい、Elsevierのサーバーではなく」という研究者のために作りました。ローカルファースト、オフラインファースト、2 GBクラウド制限なし、アノテーションのロックインなし、テレメトリなし。Lifetime $89一回払い、Pro $6.99/月、または50冊まで無料。MendeleyはBibTeX出力とWordプラグインでは今も強いので、引用挿入用に併用するのが良いケースは率直に説明します。

ユーザーがMendeleyから離れる理由

Mendeleyに関する公開レビューでよく見かける不満と、PDFBookがどう解決するか。

Reference Managerはクラウド専用

現行のMendeley Reference Managerは完全クラウドベースで、ローカル保存のオプションがありません。あなたのライブラリはElsevierのサーバーにあり、廃止のタイミングもElsevier次第。PDFBookはローカルファーストで、PDFはあなたが選んだフォルダにそのままあり、アプリはそれを読むだけです。

無料2 GB、無制限にしたいなら月 $14.99

Mendeleyの無料プランはクラウド容量2 GBまで。無制限にするにはMAXプラン ($14.99/月、$165/年)が必要です。PDFBookのFreeプランは50冊までという別軸の制限ですが、Proは $6.99/月、Lifetimeは $89の一回払いで、容量上限はディスクが許す限り存在しません。

アノテーションはPDFではなくMendeleyのDBに保存される

MendeleyはハイライトやメモをPDF自体ではなく独自データベースに保存します。アノテーションを焼き込んだPDFを書き出すことはできますが、構造化されたハイライトやメモそのものはZoteroなど他ツールへは移りませんし、PDFビューアによって表示が異なることもあります。Menotexportのような第三者ツールは、このギャップを埋めるために生まれました。

Reference Managerはローカル保存オプションを削った

2022年にElsevierがMendeley DesktopをReference Managerに置き換えた際、いくつかの機能が削られました — その一つがローカル保存オプションで、これは今も復活していません。(ライブラリ横断の全文検索と重複検出も長らく失われていましたが、Mendeleyは2023年と2025年に復活させました。) PDFBookは最初からローカルファーストです。開いているPDFの中身を全文検索でき、ライブラリ検索はタイトル・著者・タグ・パスに対応しています。

Elsevierは利用テレメトリを収集

Elsevierのプライバシーポリシーには、IPアドレス、ブラウザ種別、OS、クリックストリーム / ナビゲーションデータを収集し、Elsevierグループおよび一部のRELX企業と共有しうる旨が記載されています (Elsevierプライバシーポリシーより)。PDFBookのデスクトップアプリは利用データを一切送信せず、1日1回のライセンス確認のみ (14日間のオフライン猶予つき)。

Elsevierは一度Mendeley Desktopを廃止済み

Mendeley Desktopの新規ダウンロードは2022年9月1日に終了しました。既存インストールはまだ動き、Elsevierはセキュリティ / 保守の修正は今後も提供すると表明しています (ただし新機能はなし)。前進する道はReference Managerだけで、その方向性を決めるのは出版コングロマリットであって、あなたではありません。PDFBookは独立系インディーソフトで、ベンダーのロードマップに関係なくローカルで動かし続けられます。

機能比較

Mendeleyが勝っている部分はその旨を書きます。誠実な比較がマーケティングに勝つ。

項目MendeleyPDFBook
親会社
Elsevier (RELXグループ)
独立系インディー
保存モデル
クラウド専用 (Reference Manager)
ローカルファースト。ファイルはあなたのフォルダのまま
無料プランの制限
クラウド2 GBまで
50冊まで (1冊あたりの容量制限なし)
無制限プラン
MAXプラン:$14.99/月 ($165/年)
Lifetime $89一回払い、またはPro $6.99/月
テレメトリ・データ共有
IP +クリックストリーム + Elsevierグループ / 一部RELX企業との共有しうる (プライバシーポリシーより)
デスクトップは送信なし。ライセンス確認のみ
メモ・タグのポータビリティ
Mendeley DBに保存、他ツールへ移行不可
メモ・タグ・評価・ブックマークをローカルのJSONファイル (library.json)に保存、所有はあなた。PDF本体は無変更
ライブラリ横断の全文検索
あり (Advanced Search、2025年11月追加)
開いているPDF単位の全文検索。ライブラリ検索はタイトル・著者・タグ・パス
重複検出
あり (重複スマートコレクション)
重複検出なし
オフラインモード
対応はしているがクラウド同期がデフォルト
オフラインファースト設計、同期はオプション
Linuxデスクトップ
AppImage
AppImage + .deb
BibTeX / RIS出力
対応 (文献管理ツールのコア機能)
ターゲット外
Cite-while-you-write (Word / LibreOffice)
対応 (Mendeley Citeプラグイン)
非対応
ソーシャル・グループライブラリ
対応 (プライベートグループ、レコメンド)
個人ライブラリのみ
読書モード
標準的なPDFビューア
本のように横めくり、または縦スクロール
タグ・評価・読書状態
タグのみ
フォルダ・タグ・評価・読書状態・本ごとのメモ
10年使った場合の料金
MAX: 約 $1,650 / PRO: 約 $1,100 / PLUS: 約 $550
Lifetime: $89 (一回払い)

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よくある質問

PDFBookでMendeleyを完全に置き換えられますか?+
完全には置き換えられません。そこは正直に書きます。BibTeX/RIS出力、Word/LibreOfficeでのcite-while-you-writeプラグイン、共有グループライブラリはMendeleyの方が優れています。論文に引用を入れるワークフローが核ならば、その役割はMendeley (またはZotero)に残してください。PDFBookは「実際にPDFを読む・整理する」部分の置き換え、つまりローカル、オフライン、Elsevierクラウドなし、2 GB制限なし、です。
なぜPDFをMendeleyから出した方がよいのですか?+
ユーザーがよく挙げる理由は3つ: (1)無料2 GBのクラウド制限で、まじめなライブラリだとすぐMAX ($14.99/月)が必要になる、(2)アノテーションとハイライトがMendeleyの独自DBに閉じ込められて他ツールへきれいにエクスポートできない、(3) ElsevierのプライバシーポリシーでIPやクリックストリームをRELXグループ内で共有することが明示されている。どれか1つでも気になるなら、PDFはMendeleyのクラウドに置かない方が賢明です。
MendeleyからPDFBookへ移行するには?+
まずMendeleyからPDFをディスク上のフォルダに書き出します (右クリック → ExportかMendeleyのエクスポート機能)。そのフォルダをPDFBookで開けば、PDFBookはコピーも変更もせず、その場で索引化します。Mendeley内で付けたアノテーションはそのままでは移行できません (PDFBookの制限ではなくMendeley側の仕様)。Menotexportなどのコミュニティツールで一括抽出してから、PDFBookで再付与するのが現実解です。
Mendeleyの引用データやBibTeXライブラリは失われませんか?+
失われません。アカウントが残っている限りMendeleyに残ります。PDFBookは引用管理をしないので、答えは「両方使う」: 引用DBはMendeley (またはZotero)、毎日開くPDFリーダーはPDFBook。PDFBook側にサインインアカウントがないので、ワークフローを乗っ取られる心配もありません。
Mendeley Reference Managerで移行は完了したのでは?+
Reference Managerは2022年9月からMendeley Desktopの新規ダウンロードを置き換え、ローカル保存オプションを削除しました。これは今も復活していません。(ライブラリ横断のPDF全文検索と重複検出も一時期失われていましたが、Mendeleyは復活させました — 重複検出は2023年、ライブラリ横断のPDF全文検索は2025年後半です。) PDFBookが違うのは保存モデルです。ローカルファーストで、ファイルはあなたのフォルダのまま。PDFBookは開いているPDFの中身を全文検索 (全ページでヒット箇所をハイライト)し、ライブラリ検索はタイトル・著者・タグ・パスに対応します。重複検出は行いません。
PDFBookはPDFをどこかにアップロードしますか?+
しません。デスクトップアプリは指定されたフォルダからPDFを読み込み、すべてローカルに保存します。サーバーへの通信は1日1回のライセンス検証のみ (14日間のオフライン猶予つき)で、送信内容はライセンスキーとデバイス指紋だけ。PDFの中身・ファイル名・パス・読書履歴は一切送信しません。
Webリーダーはクラウドベースですか?+
いいえ。PDFBook Webリーダーはブラウザ内で動作し、File System Access APIでローカルファイルを開きます。サーバーへのアップロードは一切ありません。プライバシー姿勢はデスクトップアプリと同じで、ただWebページとして配布しているだけです。
Linuxで使えますか?+
はい。PDFBookはAppImageと .debの両方を提供しています。1つのライセンスで最大3台までロック解除できます。
再インストール後も読書状態・メモ・タグは残りますか?+
残ります。PDFBookはライブラリのメタデータ、読書状態、メモ、タグをユーザーディレクトリ配下のローカルのJSONファイル (library.json)に保存します。普通のファイルとしてバックアップでき、Mendeleyと違って、メモやタグは自分で読める・grepできる平文です。
ワークフローに合わなかったら14日以内に返金してもらえますか?+
はい。Pro・Lifetimeどちらも14日間の理由問わず返金保証つきです。support@pdfbook.appまでメールください。5営業日以内に処理します。

MendeleyはElsevier B.V.の商標です。本ページは独立した比較記事であり、Elsevier B.V.との提携・推薦・スポンサー関係はありません。Mendeleyの料金や挙動に関する記述は、ベンダーの公式価格ページ・規約ページ・コミュニティ投稿などの公開情報に基づき、可能な箇所にソースリンクを付けています。